~無理しない人間関係をかんがえる~の研修に参加させていただきました。講師は横山由紀子さんでした。
①意見の違いは、悪いこと?
②自分では気付きにくいのが思い込み
③上手な依頼の仕方
④聴く(心できく)にはどうすればいいか
について学んできました。
意見の違いは、悪いことでなく、ただ自分と違っているということだと気付かされ、批判的にならないようにと気付かされました。
相手に依頼する時は
1.事実をありのまま、相手が受け取りやすい表現にする。
2.自分の気持ちを『私メッセージ』で素直に表現する。
3.具体的で実現可能な案を提示する。命令はダメ。
4.イエスの場合は、ありがとう。
5.ノーの場合は現実可能な再提案で歩み寄る。
という DESC法 があるようです。
この方法を当てはめると
『急いでいる時に、ハサミがいつもの場所にないと、見つけられなくてとても困るの。元の場所へもどすように気をつけてくれるかな?』
イエスの場合 『ありがとう』
ノーの場合 『実現可能な再提案で歩み寄る』
となるようです。はじめは、大変ですがこのパターンを当てはめる益は大きいと感じました。
聴き方のコツでは
目を見て、うなずく、あいずちを打つ、否定しない、アドバイスしない、最後まで聴く、を学びました。
特に、近しい人に対しては難しい聴き方だと思いました。講師の横山さんは、この聴き方を取り入れ、子どもとの関係を改善されたそうです。
PTA活動では、ラインでのやり取りが多くあります。会話より誤解が生じやすいコミュニケーションだと感じています。より丁寧な「ものの言い方」の大切さを感じました。
知識と相手への気遣いの方法を知ることで、穏やかな関係性を築けることを学べた事に感謝します。
文化体育後援会理事 江角 雅永
令和7年8月21日・22日の2日間、三重県で第74回全国高等学校PTA連合会大会が開催されました。全国から6,000人を超える参加者が集まり、奈良県からも多くの高校PTA・育友会役員が参加しました。二階堂高校も出席し、他校の皆さんと交流する機会を得ました。
1日目は分科会が行われ、「子どもの人権」「ペップトーク」についての研修に参加しました。
・子どもの人権では、三重県で長年続いている「17歳まで子どもが自由に相談できる仕組み」について学び、その大切さを改めて実感しました。
・ ペップトークでは、前向きな言葉かけの力について熱意あふれる講演を聞き、会場が笑顔に包まれました。
他の分科会でも「PTAの今後のあり方」が注目され、運営の工夫や課題について多くの学校が関心を寄せている様子が伝わってきました。
懇親会では、二階堂高校のPTA活動についても紹介しました。
・体育大会当日の朝の挨拶運動
・ソーラン隊
・きずな会からご提案いただいた登校の見守りについての今後の展望
など、子どもたちをみんなで見守る温かい活動をアピールすることができました。
懇親会や移動中のバスの中で各校のPTA活動を知ることができました。
・活動に熱心に取り組む学校
・なり手不足で縮小を余儀なくされる学校
・生徒数減少により会費不足に悩む学校
・ 生徒が年々増加し、会費に余裕のある学校
と、置かれている状況はさまざまであることが分かりました。特に文化祭でのPTAの関わり方は大きな話題で、模擬店のメニュー規制に関する情報交換は大いに盛り上がりました。
学校ごとにPTAの形は違いますが、共通しているのは「子どもを思う保護者の熱い気持ち」でした。今回の大会で得られた学びや交流を、今後の二階堂高校PTA活動にも活かしていきたいと思います。
PTA会長 竹下 綾乃
6月6日(金)、雨天のため延期になっていた体育大会が無事開催されました。
朝から校門前での「挨拶運動」に参加し、生徒たちの登校の様子を見ながら先生方と一緒に挨拶、制服指導をさせていただきました。生徒たちは元気に挨拶をしてくれ、私たちも朝から元気をもらえました。
体育大会では、クラスみんなで力を合わせて大縄飛びや玉入れなど、それぞれの競技を一生懸命頑張っている姿や、それを精一杯応援している姿、クラス対抗リレーではこちらも手に汗を握る迫力満点の盛り上がりとたくさんの笑顔を見せてくれました。最後のPTA役員・OBの方々による「ソーラン節」では、今年も生徒たちが一緒に踊り、キラキラとした笑顔いっぱいのしめくくりとなりました。
今年は6月開催で例年より暑い中での体育大会だったこともあり、体調不良になる生徒たちが多く、心配な場面もありました。それでもその暑い中、頑張った生徒のみなさん、先生方、本当にお疲れ様でした。 今年も心に残る感動の1日をありがとうございました。
PTA副会長 3年 遠藤 祐子
令和7年5月9日金曜日にPTA総会及び、文化体育後援会が開催されました。全ての議案が承認され、新体制がスタートしました。
皆さま、こんにちは。 本年度PTA会長を務めさせていただきます竹下綾乃と申します。微力ではございますが、子どもたちの健やかな成長を支える一助となれるよう、誠心誠意努めてまいります。一年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。
新しい年度を迎え、生徒の皆さんがそれぞれの夢や目標に向かって歩み始める姿に、私たち保護者も大きな期待と喜びを抱いております。高校生活は、学びはもちろんですが、部活動や行事、日々の何気ない交流を通して、多くのことを経験し成長する貴重な時期です。仲間とともに過ごすその一日一日が、きっとかけがえのない思い出となっていくことでしょう。
PTAといたしましても、学校との連携を大切にしながら、生徒の皆さんが安心して充実した学校生活を送れるよう、保護者の皆さまと協力して取り組んでまいります。皆さまのお力添えをいただきながら、温かく見守っていければと願っております。
これからの一年が、生徒の皆さんにとって実り多きものとなりますよう、心より願っております。どうぞよろしくお願いいたします。
奈良県立二階堂高等学校PTA会長 竹下 綾乃
春の風に桜の花も舞い、若葉が萌えいずる今日の良き日、ご来賓の皆様のご臨席を賜り、第49回入学式を挙行できますこと、本当にうれしく思います。高い席からではございますが、心より厚く御礼申し上げます。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。教職員、在校生一同、皆さんを心から大歓迎いたします。また、保護者の皆様、本日は、まことにおめでとうございます。
本校は、「英知・誠実・剛健」の校訓と「磨き合い 共に輝け 二階堂」のスローガンの下、「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の3つの力を「社会人基礎力」と捉え、それらを磨くことによって、生徒一人ひとりが進路実現と自己実現を果たし、地域社会や国際社会に貢献できる人材となることを教育目標として、日々取り組んでおります。また、橿原美容専門学校とのダブルスクール制度や敷地内にある県立高等養護学校二階堂学舎との交流など先進的な取組を行い、奈良県内におけるキャリア教育、ならびにインクルーシブ教育の中核を為す学校です。
さて、新入生の皆さんはこれまで、小学校・中学校での学習を通して、基礎的な学力や集団行動、協調性を身に付けてきました。学校という枠組みは変わりませんが、高校では2年後の3年次に18歳を迎えると「成人(大人)」となり、卒業後に自立した社会人となるための知識やスキルを身に付けるとともに、大人としての自覚と責任感を養ってほしいと思います。そのために、本校では、授業の他に部活動や検定資格への挑戦、学年に応じたキャリア行事やボランティア活動など、皆さんの「社会人基礎力」を高める仕組みがたくさん用意されています。それを自分のものにするのかは、皆さんの自主性に任されています。高校時代に青春の努力の汗を流しておかないと、社会人になって悔しい涙を流すことになります。億劫にならず、また失敗を恐れず、いろんな事にチャレンジし、そしてたくさん失敗をするなかで「負けない自分」を築いてください。
20世紀最高の物理学者と言われるアインシュタインは、「失敗したことのない人間というのは、挑戦をしたことのない人間である」と語っています。また、バスケットボールの神様と言われるマイケル・ジョーダンは、「私はキャリアを通じて9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れ、決勝シュートを任されて26回も外しています。人生で何度も何度も失敗したからこそ、今の成功があるのです」と語り、くじけず挑戦することの大切さを教えてくれています。
今日から高校生活が始まりますが、まずは一番の基本となる「毎日学校へ登校する」ことから始めてください。物事には「優先順位」があり、今皆さんに一番大切にしてほしいのは「学校生活」です。様々な事を抱えている人もいるかもしれませんが、これまでの環境も大きく変わり、今日、皆さんはこうしてスタートラインに立つことができました。ここからは全力疾走する人、ゆっくりと確実に歩みを進める人、それぞれの進み方で構わないですので、あなたらしく自身の歩みを前に進めていってください。
次に、自分の世界をより豊かに広げるための基本となること、時間を守る、ルールやマナーを守る、そして自分を守るためにも周りの人に対する思いやりをもってほしいと思います。鏡に映る自分に笑顔を向けると、鏡の中の自分も笑顔を返してくれます。人間関係もそれと同じように、皆さんが周りの人に思いやりをもって優しく接すると、相手からも優しさが返ってくるはずです。
そして、高校生活をより楽しく過ごすために、「出会い」を大切にしてください。新しいクラスメイトとの出会い、2・3年生の先輩との出会いや高等養護学校の生徒との出会い、担任・副担任や教科担当の先生方との出会い、また地域の方々との出会いなど、たくさんの人との出会いを大切にしてください。
人は同じものを見たり聞いたりしても、感じ方、捉え方は様々です。時には、自分とは違いすぎて理解に苦しむこともあるかもしれませんが、ゆっくりとでいいですから受け入れてあげてください。そういう違った価値観や人間性に出会うことによって、自分だけの限られた価値観が刺激を受け、自分の世界が広がり、人としての幅や深みが備わってくるのです。また、授業や検定試験などを通して新しい学びにも出会ってください。気持ちを新たに頑張れば苦手だったことができるようになるなど、自分でも知らなかった新しい自分にも出会うことがきっとできるはずです。他にも、部活動や生徒会活動、学校行事での新しい体験にも出会い、思う存分、青春を楽しんでください。
今日ここに集った122名の仲間とともに、二階堂高校での3年間がスタートします。いまはまだ不安な気持ちもあるかもしれませんが、皆さんは決して独りぼっちではありません。助けてくれる仲間や先生方が周りにこれだけいることを忘れないでください。
今日からは、大きな声で二階堂の校歌を歌い、誇りをもって二階堂の制服を着こなし、そして、二階堂高校と二階堂高校生である自分を好きになってほしいと願っています。来年度、本校は創立50周年を迎えます。次の50年への扉を開く主体者として、力を合わせて新たな歴史を刻んでいきましょう。
最後に、保護者の皆様にお願いがあります。私ども教職員一同は、皆様のご期待にお応えすべく、誠心誠意、日々の教育活動に尽力して参ります。お子様に対して毅然とした温もりのある指導や支援を心掛けますので、保護者の皆様には、何卒、本校の教育方針にご理解を賜り、お子様の成長を共に考え、支えるという視点でご協力をよろしくお願い致します。
結びに、122名の新入生とご家族の皆さまのご健勝、二階堂高校の益々の発展を祈念して、式辞と致します。
令和7年4月9日
奈良県立二階堂高等学校長 辻 誠
新入生の皆さん
二階堂高校へのご入学おめでとうございます。併せて、保護者の皆様にも心よりお祝い申し上げます。
本日は皆さんにとって新たなスタートとなる特別な日であり、これからの高校生活に向けた大きな一歩を踏み出した瞬間です。新しい環境での学びや出会いはきっと皆さんの人生にとって貴重な経験となることでしょう。
今年度から二階堂高校の制服が新しくなりました。この新しい制服は皆さんがこれから歩まれる高校生活にふさわしい生活の一部として、皆さん一人ひとりの誇りや責任感を持つ大切なシンボルです。自信を持ってこれからの学校生活を楽しまれることを心から願っています。制服が新しくなることは、学校全体の新しい風が吹き込まれることを意味します。やるときはやる、友達と笑うときは大きく笑う、メリハリをつけた高校生活を楽しんでください。二階堂高校の先生方は皆さんのことを一生懸命に考え、いつも応援し励ましてくださいます。娘と息子合わせて六年間、二階堂高校でお世話になりました。どの先生方も愛のある指導をしていただき、社会人力をつけてくださいました。
昨日は息子の専門学校の入学式でした。夢の「警察官」を高校二年生で目標に定め、二階堂高校で出会った仲間の励まし、先生方のサポートで入学できました。皆さんもどんな夢を持っているとしても、その夢に向かって日々努力し、困難に立ち向かう勇気を持ってほしいと思います。周りの大人たちはいつでもあなた方を支え励まして導いていく存在であることをどうか忘れないでください。
入学を迎えた皆さんが明るく前向きに、そして豊かな心で高校生活を送られることを心より願っております。そして、この高校が皆さんの夢を育む場所となり、未来に向かって大きく羽ばたいていく一助になることと信じています。そして、三年後の卒業式の日には、だれ一人欠けることなく全員で卒業を迎えられることも願っています。そのためにも私たちPTAは皆様の高校生活が充実した物になるよう全力でサポートさせていただきます。
最後になりましたが、保護者の皆様、喜びと同時に少し不安も感じていらっしゃると思います。高校生活は学業だけでなく友人関係や様々な活動を通じて多くの経験を積む重要な時期です。この二階堂高校は学業だけでなく、人としての成長を大切にしている場所です。どうか保護者の皆様にも学校に任せきりではなく、ご家族との協力で寄り添いながら、愛のある温かい言葉で励ましてあげてください。
今日を迎えた全ての皆さんにこれからの素晴らしい日々が訪れますように、改めて、皆さんのご入学をお祝い申し上げます。本日は誠におめでとうございます。
令和7年4月9日
奈良県立二階堂高等学校PTA会長 新子 まどか